Zabbix4.2インストールメモ
サーバーの管理システムとしてZabbixをインストールしました。
その奮戦記(^^)
その構成
・CentOS Linux release 7.7.1908 (Core)
・Zabbix 4.2
・Nginx (OS同梱のパッケージ)
・PostgreSQL 12
Nginxはまぁそうとして、なんでPostgreSQLなのか?
普段開発で使ってるのがPostgreSQLなんで、採用しただけってことで深い意味は(^^;
もうひとつ。。。
実は、Zabbixのダウンロードサイトからやってたら、PostgreSQLやNginxを考慮したインストールパックを案内してくれてるんですが、ある程度やってから気がついたんで、今回はバラバラとインストールします(^^;
目次
■SELINUXの無効化
# getenforce
Disabled
あら、最初から無効になってました。。
■Nginxのセットアップ
1.Nginxのインストール
1)リポジトリ追加
# vi /etc/yum.repos.d/nginx.repo
[nginx]
name=nginx repo
baseurl=http://nginx.org/packages/mainline/centos/7/$basearch/
gpgcheck=0
enabled=1
2)インストール
# yum install nginx
2.PHP関連インストール
1)php のインストール
# yum install php
2)php関連モジュールインストール
# yum install php-mbstring php-pdo php-xml php-zip php-fpm php-pgsql php-bcmath php-gettext php-gd
3)PHP-fpmの設定編集
user = nginx
group = nginx
4)セッションファイル・ディレクトリのパーミッション変更
# chown -R nginx:nginx /var/lib/php/session/
5)PHP-fpmの起動
# systemctl start php-fpm
# systemctl enable php-fpm
6)/etc/php.iniの編集
date.timezone = “Asia/Tokyo”
post_max_size = 16M
3.Nginx設定編集
1)zabbix用に設定ファイルをコピーする。
オリジナルはリネームして保存しておく
# cp default.conf zabbix.conf
# mv default.conf default.org
2)zabbix.confを編集する
Zabbixへのアクセスは”/zabix”で行う(^^;
a)zabbix用に設定ファイルをコピーする。オリジナルはリネームする
# cp default.conf zabbix.conf
# mv default.conf default.org
b)/etc/nginx/conf.d/zabbix.confを編集する
listen 80;
server_name hogehoge.com;
#charset koi8-r;
access_log /var/log/nginx/zabbix.access.log main;
error_log /var/log/nginx/zabbix.error.log warn;
location / {
root /usr/share/nginx/html;
index index.html index.htm;
}
location /zabbix {
alias /usr/share/zabbix;
index index.php;
if (!-e $request_filename) {
rewrite ^/zabbix(.+)$ /zabbix/index.php?q=$1 last;
break;
}
}
location ~ ^/zabbix/.+\.php$ {
fastcgi_pass 127.0.0.1:9000;
fastcgi_index index.php;
fastcgi_split_path_info ^/zabbix(.+\.php)(.*)$;
fastcgi_param SCRIPT_FILENAME /usr/share/zabbix$fastcgi_script_name;
include fastcgi_params;
}
c)バッファサイズを変更する
セットアップ画面を動かすと、nginxのエラーログに「upstream sent too big header while reading response header from upstream」
ってのがバンバン出る。
「レスポンスヘッダーが大きすぎる」ということでエラーになっています。
nginx.confに以下を追加する。
fastcgi_buffers 8 16k;
fastcgi_buffer_size 32k;
nginxを再起動する。
Zabbixサーバーのインストール
※参考はZabbixダウンロードサイトから
PostgreSQLはすでにセットアップされていて”zabbix”ってDBができてるものとします
1.Zabbixサーバー、エージェントのインストール
# rpm -ivh https://repo.zabbix.com/zabbix/4.2/rhel/7/x86_64/zabbix-release-4.2-2.el7.noarch.rpm
# yum install zabbix-server-pgsql zabbix-web-pgsql zabbix-web-japanese zabbix-agent
2.Zabbixのデータベースの初期設定を行う
# zcat /usr/share/doc/zabbix-server-pgsql-4.2.8/create.sql.gz | sudo -u zabbix psql zabbix
Enter password for new role: DBオーナーのパスワード
3.Zabbixサーバの設定ファイルで、データベースのための設定する
# vi /etc/zabbix/zabbix_server.conf
DBName=zabbix
DBUser=zabbix
DBPassword=DBオーナーのパスワード
4.所有者の変更
apacheとなっているのをnginxに変更する
# chown -R nginx. /etc/zabbix/web
5.あれこれ起動する
# systemctl start nginx
# systemctl enable nginx
# systemctl start zabbix-server
# systemctl enable zabbix-server
Zabbixのセットアップ
http://hogehoge.com/zabixで起動するとZabbixのセットアップ画面が起動されます。
1)トビラの画面
“Next step”しましょう!
2)「Check of pre-requisites」
パラメータのチェック画面です。
エラーが無くなるまで編集してください。
php.iniを修正して再描画してもエラーが無くなりませんでした。
結局はサーバーを再起動しました(^^;
“Next step”しましょう!
3)データベースとの接続画面だったんですが。。
コピー忘れましたorz
データベースとの接続パラメータセット!
“Next step”しましょう!
4)「Zabbix server details」
Zabbixサーバーとの接続設定です。
Host:localhost
Port:10051 Zabbixのデフォルトポート
Name:適当(私はzabixとしました)
“Next step”しましょう!
5)「Pre-installation Summary」
設定確認画面です。
OKなら、”Next step”しましょう!
6)「Install」
OKなら、”Finish”しましょう!
エピローグ。。
はい、お疲れさまでした!
これで、Zabbixのコンソールが見れるはずです。
ログイン画面が出ますが、デフォルトが決まっています。
ユーザー:Admin
パスワード:zabbix
これがわからず右往左往しました(^^;
それと最初は英語画面になっています。
画面右上の人形マークをクリックするとユーザープロファイル設定画面開きます。
パスワードの変更と言語設定を行ってください。